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2014.04.30 (Wed)

エンサイオテキニコとアナと雪

(追記あり)(大量にあり)
すっかり春ですねありのままのJTです。
皆様いかがお過ごしでしょうか?


タイトルからわかっていただけるかと思うんですけど、今回は主にディズニー映画の話です。
ネタバレも多少ありますし、僕の性格上まちがっても「オラフー」とはなりません。
いつもの調子で書き綴る気まんまんです。


そういうのが嫌いな人はこの先を読まない方が良いですがエンサイオ・テキニコには来て下さい。
5/10の夜23:30から関内のBBストリートですから!

「Ensaio Tecnico #27」
Date: 2014.05.10.sat 23:30open
Location: B.B.Street(Yokohama)
Charge: 2,000yen+order
DJs: 浦野善勝 / TANACHU(Season/二人会) / MEGUMUSIX / doB(mv)














さて本題。


アナと雪の女王を観に行きました。英語、日本語、英語の計3回です。
全部一人で行きました。土曜日、水曜日、金曜日の延べ3人です。

土曜日は空いてました。
だから水曜も大した事ないだろうと思っていましたが、映画界にはレディースデイというものがあるんでしたね35歳が一人で悪いか!


今年の1月にフロリダのディスニーワールドに行き、帰りの飛行機の中で「メリダとおそろしの森」という森がさっぱり恐ろしくない映画を3回も見ておきながらナンですが、僕はディズニーファンではありません。


ある日目にしたツイートに、Let it goのyoutubeリンクが貼ってあり、






観てみた結果いろいろ面白いと思ったので見に行きました。


いろいろその1 翻訳。

どうみても、制約の多い翻訳作業なんじゃないかとおもいます。

歌なので、まず尺とメロディという制約があり、物語の一部なので文脈の制約があり、さらにアニメなのでできるだけ口の動きに合わせなきゃならないという制約があります。
(これは僕にも少し経験があって、制約がある中に言葉がうまく決まると作るほうも気分いいです)


一番ぐっと来たのはここ。


Don't   と
let    ま
them   ど
in    い

don't   き
let    ず
them   つ
see    き

Be    だ
the    れ
good   に
girl   も
you    う
always  ちあ
have   け
to    ず
be.    に

いま書いてて気がついたんですが、イの音で韻踏んでるんですね。


後はほかにも、顔が大写しになるようなところ、たとえばAny wayに「ないわ」、i'm freeに「わたし」をあててたり、しかし曲全体でみればちゃんと筋が通るように再構成されていたり、そういう言葉のパズルみたいな側面を探しては何度もリプレイしてました。

映像をみてくれたら、僕の言いたい事もわかってもらえないかなと思っています。


他の曲についてもいろいろありますんで、また追記するとおもいます。



いろいろその2

展開。

let it goを歌ってるのはアナとエルサという姉妹のうちの姉エルサのほうなんですけど、3分半でまるで別人になってます。


生きた雪だるまオラフは3秒で出来上がります。


手袋、マント、王冠と髪型、最後にドレスと今まで身に着けていたものを捨てるたびに変わっていくんですが、場面の転換も無いのにこれだけの変化が納得できちゃう。音楽が感情に働きかける力ってすごいなと思うんですけど、オラフ3秒はちょっと納得してません。



長くなりそうなので、やっぱり今回はlet it go関係だけにしておこうかしら。



ところで、姉のエルサの眉毛がハの字になってないのは、子供時代を除けばたぶんlet it goの映像の間だけなんじゃないかと思ってます。
ディズニー映画は表情が良く動くのでそれも見所だと思うんですけど、このクリップで僕が一番ぐっと来たのは日本版2:07のところ。我ながら、よくもまぁそんな所まで見てるなぁとは思ってますすいません。


今日のところはこの辺で。






エ、エンサイオ・テキニコも、あるからね・・・。








ぺこ。







同じ話題でいくつもエントリー書くのもあれなので、「アナと雪の女王」関係はこっちに追記。

2014.5.4-1
英語版For the First Time in Forever(Reprise)のほうでエルサが自らの力を「呪い」(I can't control the curse)と表現しています。
しかし物語序盤でトロルの長老がはっきり言っているように、魔法の力自体は単に能力であって、それを「呪い」たらしめたのは優しい両親の優しさゆえの間違った行動だったと思うんですよね。

実際、エルサが触れたものを凍らせるようになるのは子供時代の事故の後で、それまでは普通に姉妹で手をつないだりしてますもの。

事故のあと、エルサは両親によって隔離され、Conceal it, don't feel it, don't let it showという言葉で「呪い」にかかります。そして、優しくていい子であったがゆえに、両親亡き後も自分にその呪いをかけ続けていたんじゃなかなと思うんです。実際、劇中でConceal it, don't feel itという言葉は何度も繰り返されてますし。

「危険な力でも、それにちゃんと向き合ってただしい使い方を覚えれば怖くない」っていうのは、僕らの生活でもままありますね。たとえば火の使い方とか。
エルサの不幸は、能力がレアすぎてちゃんとした使い方を教えてくれる人が居なかったこと。
逆に幸運だったのは、13年間あきらめずにドアをノックし続けた妹が居たことなんじゃないかと思います。


なので、氷の城の扉が開いたときの「It opened.. at the first/開けてくれた・・初めて」ってセリフは印象に残ってます。


呪いを解く話はディズニーに限らず良くある物語だと思うんですけど、呪いをかけたのがどこかの魔女でもなんでもなく、むしろ愛情にあふれた両親と自分自身、そしてその呪いをといたのは何の力も持たない妹と自分自身、と。普通の人がかけた呪いを普通の人が解く話はファンタジーでは珍しいなぁ。


ところで、エルサの眉毛は子供のときもラストシーンでも八の字なので、どうもそういう顔みたいです。



2014.5.5

さらに追記。

アナ王女。
以前にWikipediaを見たときには、人物紹介の最後に「左投げ」とありましたが削除されたようです。確かに雪球は左で投げてました。クリストフのリュートで狼をぶっとばしたときには右打ちだったので、左投げ右打ち。パンチは右で打つので、本来右利きだと思いますあはは超どうでもいい。


ドアを閉じたくて仕方ないエルサに対して、ドアを開けたくてしょうがないアナ。
見知らぬ人に心を開いた結果ダマされてえらい目にあってます。

そのダマされている歌がこれ。Love is an Open Door / とびら開けて







ディズニー伝家の宝刀ともいえる「恋に落ちる」パートで、曲も映像もものすごくいいんですが上に述べたように騙されてるパートなので素直な気持ちで観れません。

すごく良いと思うんだけどなー。

この歌の英語の部分、We finish each others sandwitchs(1:30)と、Jinx! Jinx again! (1:36あたり)っていうところの二つのところが良くわからなくて調べたんです。

どうやらArrested Deploymentというドラマで出てきた表現なんだそうで。

以下の二つの記事でも、Arrested Deploymentのシーンと似てるよねっ?と紹介されています。

http://www.zap2it.com/blogs/frozens_shout_outs_to_arrested_development_in_gif_form-2013-12
http://family-room.ew.com/2013/11/27/frozen-composers-bobby-lopez-kristen-anderson-lopez/


曲を作ったRobert Lopezと Kristen Anderson-Lopezのお二方にインタビューもしていて、
Robert氏は「(そのエピソードを)見たことあったのかも知れないなぁ。あとで似てる事に気づいて書き直そうとしたんだけど、他にいいのが浮かばなかったんだ。だってArrested Developmentってすばらしいからね」と笑いながら答えたとあります。
その妻のKristen氏は「私は見たことないけど・・・そのサンドイッチの部分は作詞の上でも重要なパートだったわ。いつも作詞するときはベーグルを食べるの。もっとサンドイッチを入れられるんだったら入れてたわ」と冗談めかして言ったそうです。

該当のシーンのセリフについて、こちらは別のサイトからの引用。

(引用元/quote http://www.imdb.com/title/tt0515217/quotes)

Michael: [about Nellie] It's like we finish each other's...
Lindsay Bluth Fünke: Sandwiches?
Michael: Sentences. Why would I say...
Lindsay Bluth Fünke: Sandwiches?





お互いがお互いのサンドイッチを食べあうのかと思った。

日本語だと
-好きな食べ物は?
-サンドイッチ
というやり取りになって、後のクリストフとのやり取りにつなげています。ここの訳詞を考えるだけでも頭から煙でそう。


ちなみにブラジル版では
-É doido, você finaliza meu
-Sandowichs
となっています。
ほぼ直訳だ。

(ブラジル版, Vejo a Porta Abrir )



あと、"Jinx, jinx again!" について。
これは英語版wikiがあった。
http://en.wikipedia.org/wiki/Jinx_(children's_game)

そもそもは子供の遊びでバリエーションがめちゃくちゃあるみたいなんですけど、とにかく二人以上が同じことを言ってかぶったときに、すかさず何かをする(かぶった二人の名前を言う、すかさず何か言う)と勝ちってゲームみたいです。

なるほどね。

Jinx! って言う前に二人がユニゾンして(かぶって)歌ってるのね。ですかさず Jinx! って言ったらそれもかぶって Jinx again! と。




できるか!!




って叫びたくなる。もし僕が訳詞担当だったら。

2014.5.6

あんまり良い例えが浮かばなかったんですけど、日本語の歌の中で"コマネチ!"が入っていたとして、それを同じ長さで訳すことを想像したら「できるか!」感もわかってもらえるんじゃないかと思います。

さて、このJinx, jinx againのリズムは原曲だと

タン! ツタラタン!(カイシャの音を想定)

と鳴っているんですが、

日本語版は二人の仲の良さを表す事を優先してか、リズムにはそれほどこだわらず「あ、またそろった!」と訳しています。

タンタタタタッタ!

この辺りの取捨選択の判断もきっと悩みどころなんだろうなぁ。

ブラジルにもJinxを直訳できる遊びはなかったはずなので、該当のパートを
Juntos! Outra vez!として二人の考えが揃うことを表現しています。


あと、翻訳についてすごいなと思ったのはパーティー序盤のシーン。

姉からとても綺麗よと褒められたアナは褒め返そうとして
「エルサも負けずに」と言ってしまい、オタオタしながら「私よりももっとずっと綺麗」と言い直しています。

ここの英語、最初わからなかったんですけど、"beautifuller"って言い間違えたのをオタオタしながら"more beautiful" って言いなおしてるんですね。


こんなの日本語に存在しないもんなぁ。


学校の勉強では「翻訳=意味を正しく」って教え込まれるので、プロとアマチュアの違いを見せつけられた気がしました。
ここだけじゃないけど、やっぱりプロってすごいな。

こちらの記事で、翻訳を担当した高橋知伽江さんが取り上げられています。

高橋さんお疲れさまでした!


ところで、エルサが王子と結ばれない事に対して、同性愛を示唆しているという批判(!)する意見があるそうです。「だから何だってんだ」って心の底から思いますが、それとは別に、家族にも打ち明けられない秘密を抱えて苦しい思いをするのは、同性愛の人にも当てはまること、あるんじゃないかなと。



えー、その他雑感。


・Let it go、王冠を投げた後(左投げ)、英語は"Let it go", 日本語は「これでいいの」と続きますが、ここは日本語のほうがパンチが効いてて印象にのこります。きっと破裂音(Kの子音)の威力。

・ローンで購入、崖から落ちたら爆発炎上、新型にはカップホルダー搭載と、あくまで自動車として扱われるソリ

・「うちの子にしちゃおう」と本当にうちの子にしちゃうトロル母。

・オラフのキメセリフ「ヘッロゥ~」が日本語にならなかったのは残念

・皆さん二日以上まったく寝てませんよね?

・兵士がボウガンを打つ一瞬前に上を見て、エルサ助ける振りをしてシャンデリアを打ち抜かせ落下させるハンス王子。シティーハンターかお前は!


・膨大な量の追記に自分でもちょっと引いています。ここまで読んだ方に御礼申し上げます。









ぺこ。
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