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2015.02.03 (Tue)

マルガレッチ・ミートゥー

先日のエントリーで紹介したイギリスの画家、マーガレット・ミーさんをテーマにした94年 ベイジャフロー (Beija-Flor) の曲です。

マーガレット・ミーさんの名前はMargaret Meeと綴るはずですが、歌詞ではMargareth Meeとなっています。

どっちの綴りでもブラジル読みすれば "マルガレッチ・ミー" なのですが、大人の事情でもあったんでしょうかねー。

音源はこちらで。

先日のエオージとは反対に、タイトルがあまり知られていないこの曲、こんなタイトルです。

"Margareth Mee, A Dama Das Bromélias"
「マーガレット・ミー、ブロメリアの女王」

では、どうぞ。
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Beija-Flor minha escola, minha vida, meu amor
ベイジャフロー、我がエスコーラ
我が人生、我が愛


E da primavera hoje com amor
É rainha coroada pela Beija-flor
E da primavera hoje com amor
É rainha coroada pela Beija-flor

いま春が来て
女王がハチドリから戴冠する
いま春が来て
女王がハチドリから戴冠する

Desperta a alma brasileira
Bate forte o coração bretão (bretão)
Que faz a festa na Sapucaí
A Beija-flor de Margareth Mee

目を覚ませブラジル魂
躍動しろイギリスハート
マーガレット・ミーのハチドリが
サプカイでパーティーだ

Que sedução!
Cortando o ar, lá vem a "garça" encantada
E ao chegar à "Mata Atlântica"
A "Lady" por bromélias é saudada
Navegando em expedições na Amazônia
Retratou riquezas naturais
Bromélias de real beleza
Contemplou... Obras da mãe natureza

なんて魅惑的!
誘惑された白鷺が風を切ってやってくる
マタ・アトランチカに近づけば
ブロメリアの淑女を思い出す
アマゾン川をのぼり、密林を探索した女性
自然の豊さを描き、自然の作り出した
素晴らしいブロメリアに祝福された女性を

Se enrosca nos meus braços
Me dá seu calor
Como o "Negro" e o "Solimões"
Vem que eu vou...
Me leva, me leva nesse rio de amor

私の腕の中に来て
その熱を分けてくれないか
ネグロ川とソロモン川のように近づきあって
この愛という川に運ばれて行きたい

Se encantou com Uirapuru
A pororoca, e a pesca do pirarucu
Curtiu a lenda do boto Tucuxi
Crenças e mitos, viu cruel devastação

彼女はウィラプルーに、ポロロッカに、ピラルク釣りに夢中になり
イルカのおとぎ話や民話を楽しみ、
残酷な森の破壊をみた

Anoiteceu e o "Cactus da Lua" floresceu
Pintou a flor mulher com sutileza
Foi premiada no Brasil e Corte Inglesa

夜が来て、"月サボテン"の花がさいた。
その花を彼女は丹念に描き、
その栄誉は
ブラジルからもイギリス王室からもたたえられたのだった

E da primavera hoje com amor
É rainha coroada pela Beija-flor
E da primavera hoje com amor
É rainha coroada pela Beija-flor


いま春が来て、
女王がハチドリから戴冠する
いま春が来て、
女王がハチドリから戴冠する


----------------------------
訳注
マーガレット・ミー / Margaret Mee (1909 - 1988 )

主にアマゾン熱帯雨林の植物を描いたイギリスの画家。
また、アマゾン川流域の採掘や森林伐採について早いうちから警鐘をならした人物。

http://en.m.wikipedia.org/wiki/Margaret_Mee

http://m.blogs.yahoo.co.jp/yuu_reserch/16177677.html

http://2facasquenaocortam.blog108.fc2.com/blog-entry-157.html

ハチドリ
G.R.E.S Beija Flor のこと。ベイジャ・フローはポルトガル語でハチドリの事。今回は歌詞の中で意味をダブらせているように感じたため、「ハチドリ」と記載しました。


ブロメリア
ブロメリア科(=パイナップル科)の植物。

http://ja.m.wikipedia.org/wiki/パイナップル科
http://www.ac.auone-net.jp/~iueno/bromelia-revew.html

画像検索ではこんな感じ


マタ・アトランチカ(大西洋岸森林)

"大西洋岸森林(たいせいようがんしんりん)は、ブラジルの大西洋岸の北部から南部にかけて分布する森林の総称であり、アマゾンと並ぶ有数の森林地帯である。現地ブラジルのポルトガル語ではマタ・アトランティカ "Mata Atlântica"と呼ばれる。"

マーガレットがブラジルで過ごした家は、この森林に近いリオ州サンタ・テレーザにあったそうです。

http://ja.m.wikipedia.org/wiki/大西洋岸森林


ネグロ川とソロモン川
両方ともアマゾンを流れる川。マーガレット・ミーの遺灰が撒かれたのがネグロ川。
ソロモン川がネグロ川に合流するところが有名。

すなわちこれ。


(写真は"http://www.40forever.com.br/uma-incrivel-viagem-pelo-rio-negro/" から拝借)

ソロモン川 (Rio Solimão) は、ソリモンエス川と言うのが日本語的には標準っぽいんですが、このままにします。

いいんだもん。
ソリモンエスって「ソロモン達」って意味だもん。


ウィラプルー
マイコドリ科の鳥
http://pt.m.wikipedia.org/wiki/Uirapuru

ウィラプルーとか、ピラルクーとか、ウルブーとか、うーって伸ばす名詞は先住民起源かアフリカ起源って事が多いです。
あとはニワトリの鳴き声とか。

ポロロッカ
アマゾン一帯の川は上流と下流の高低差がとても少ないので、満潮の時には潮位が川の水位を越え、海から水が逆流します。
その現象の事をポロロッカといいます。

日本語Wikipediaによれば、ポロロッカとは、「大騒音」をあらわすトゥピ語のオノマトペ(先住民の言葉)、 poro'rokaから来ているとあります。

ポルトガル語版のwikipediaだと、トゥピ語の動詞 poro'rog(長く大きな騒音が鳴る) の過去形 poro'rokaから着ているとあります。

どっちにしても「ざっばー(中略)ーーー!」ってことですかね。

過去形から来ているのは、たぶん、「こういう事があった」ってあとから聞いたからじゃないかと。

今でこそポロロッカでサーフィンする人もいるようですが、ポロロッカに出くわしたら取りあえず避難するだろうし、やっぱり現在形にはならないんじゃないかと思いました。

自然の流れが逆行を始めたら怖いよ。
雷が地面から空へ登ってったら怖いでしょ?

ピラルクー
アマゾン一帯に生息する世界最大の淡水魚。

Cactus da lua / 月サボテン
夜間に1日だけ花の咲くサボテンの仲間。アナヴィリャナス群島にしか生息しないそうです。

地図ではこの辺かしら?
アナヴィリャナス国立公園
(画像)





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今回も長いことお付き合いいただきありがとうございました。
では、また近いうちに。








ぺこ。
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19:03  |  翻訳シリーズ  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)

Comment

うーん。素晴らしい。
もっとみんなの注目を集めようぜ。
ヂレ男 |  2015.02.05(木) 03:17 | URL |  【編集】

え?あ、コメントついてた!
ヂレ男さん、ありがとうございます!

広めるのって、どうしたら良いんでしょうかねー。
JT |  2015.02.06(金) 19:51 | URL |  【編集】

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