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2016.03.04 (Fri)

少年と世界 (追記あり)

アニメが好きだ

いやだからどうなんだって言わると困るんですが、アニメけっこう好きなんですよ。

例えば

ガンダム系も見るしまどか☆マギカも見たし物語シリーズも見たし刀語も見たしキルラキルもグレンラガンもリトルウィッチアカデミアも両方見たしミチコとハッチンも見たしエウレカセブンはなぜか3周見たしガッチャマンクラウズも見ればサイコパスもワンツーで見たし攻殻機動隊シリーズも見るんです。

まだある。けど控える。
今は"亜人"見てる。

さて、一応今回も翻訳シリーズです。

なんでアニメの話から始めたかと言ったら、そこはブラジル発のアニメーションが日本で公開されるからでして。

これです。

父を探して(原題: O Menino e o Mundo)




ビデオクリップをみて、その主題歌がとても気に入ってしまったので、訳したくなりました。

インサイド・ヘッドに負けてアカデミーを取れなかったのは残念ですが、公開が楽しみな事に違いはありません。

日本のトレイラー映像はこちら




海外のトレイラー映像はこちら



公開前につき、フル音源はちょっと遠慮しときます。気になるなら、原題で検索してみてくださいな。
(2016.03.26フル音源追加)




歌っているのはエミシーダ / Emicida

聞くところによると、というか、wikipediaによると、フリースタイルラップバトルで連勝に次ぐ連勝をしたため

MC (エミ・セー)

Homicida (オミシーダ、殺人)
をかけあわせてエミシーダ、となったそうです。

うっひょー。こわもてー。



そうでもなかったー。

歌詞を読んだ感じでは、映画の内容とそこまで密接に関わっているのか、どうか、という感じです。

一昨年のアナ雪と同様に、見て気にいったら三回ぐらい見るかもしれません。

曲名はアオス・オーリョス・ヂ・ウーマ・クリアンサ / Aos olhos de uma criança

では、本題

------------------------------
Menino, mundo, mundo, menino
Menino, mundo, mundo, menino...
子供、世界、世界、子供
子供、世界、世界、子供...

Selva de pedra, menino microscópico
O peito gela onde o bem é utópico

コンクリの森、微細な子供
善は夢、また夢で胸凍みる

É o novo tópico meu bem
A vida nos trópicos
Não tá fácil pra ninguém

また一つお知らせだ
熱帯で生きるのは
誰にとっても易しくない

É o mundo nas costas e a dor nas custas
Trilhas opostas, 'la plata' ofusca
Fumaça, buzinas e a busca
Faíscas na fogueira bem de rua, chamusca

背中に世界、代償は痛い
逆行する道、"ラプラタ"は目をふさぎ
煙、クラクション、探し歩く
火と火花に道が焦げる

Sono tipo 'slow blow', onde vou vou
Leio vou, vo, e até esqueço quem sou, sou

スロー・ブローな眠気、行くところで行く
行くところを読む、読、
そして自分が誰か、誰、も忘れる

Calçada, barracos e o bonde
A voz ecoa sós mas ninguém responde
Miséria soa como pilhéria
Pra quem tem a barriga cheia, piada séria

路地、小屋、路面電車
声はしても応え無く
腹一杯の連中にはマジな話
惨め話は笑い話

Fadiga pra nóis, pra eles férias
Morre a esperança
E tudo isso aos olhos de uma criança...

俺らは苦しみ、奴らは休み
希望は死ぬし
こんなんばかり
子の瞳に映るのは

Gente, carro, vento, arma, roupa, poste
人、車、風、銃、服、柱

Aos olhos de uma criança
Quente, barro, tempo, carma, roupa, nóis

子の瞳に映るのは
熱、泥、時、業、服、俺

Aos olhos de uma criança
Mente, sarro, alento, calma, moça, sorte

子の瞳に映るのは
知、歯、息、静、娘、運

Aos olhos de uma criança
Sente o pigarro, atento, alma, louça, morte

子の瞳に映るのは
感、境。覚、魂、皿、死

Aos olhos de uma criança
子の瞳に映るのは

É café, algodão, é terra, vendo o chão é certo
É direção afeta, é solidão, é nada (é nada)

コーヒー、綿、土、足元、それで正しい
曲げられた方角、孤独、虚無

É certo, é coração, é causa, é danação, é sonho, é ilusão
É mão na contra mão, é mancada
É jeito, é o caminho, é nóis, é eu sozinho
É feito, é desalinho, perfeito carinho, é cilada

正しさ、心、原因、退廃、夢、まぼろし
逆走に逆行しても、それもヘマ
やり方、道、俺たち、俺一人
結果、バラバラ、完全な経路、落とし穴

É fome, é fé, é os home, é medo
É fúria, é ser da noite é segredo, é choro de boca calada

餓え、信仰、マッポ、恐れ
怒り、安全な夜、物言わぬ口の涙

Saudades de pá, pai, quanto tempo faz, a esmo
Não é que esse mundo é grande mesmo
A melodia dela, do coração, tema
Não perdi seu retrato,
Tipo Adoniran em Iracema

恋しいシャベル、父ちゃん、経った時間、計算
この世がデカいって事じゃなく
あの子のメロディ、心からの、テーマ
写真は無くさなかったよ
アドニランが歌ったようには

São lágrimas no escuro e solidão
Quando o vazio é mais do que devia ser
Lembro da minha mão na sua mão
E os olhos enchem de água sem querer
Aos olhos de uma criança

孤独と暗闇に涙
必要以上の空っぽで
手をつないだときを思う
思わず目に溜まる涙
子の瞳に映るのは

Gente, carro, vento, arma, roupa, poste
人、車、風、銃、服、柱

Aos olhos de uma criança
Quente, barro, tempo, carma, roupa, nóis

子の瞳に映るのは
熱、蒸、時、業、服、俺

Aos olhos de uma criança
Mente, sarro, alento, calma, moça, sorte

子の瞳に映るのは
知、楽、息、静、娘、運

Aos olhos de uma criança
Sente o pigarro, atento, alma, louça, morte

子の瞳に映るのは
感、境。覚、魂、皿、死

Aos olhos de uma criança
子の瞳に映るのは

Menino, mundo, mundo, menino
Menino, mundo, mundo, menino...
子供、世界、世界、子供
子供、世界、世界、子供...

------------------------------
訳注
(映画みたので、いくつか追記しています)

Selva de pedra
selva / セウヴァ = 密林
de / ヂ = of
pedra /ペドラ = 石

石の密林、コンクリートジャングル

若者が自分を見失ったり、暴力に走ったりしがちなジャングルです。
往々にして、"故郷"の対義語。

ところで、ブラジルのテレビドラマに同名の物があるみたいです。
僕もドラマは見たことありませんが、なぜかサントラを持ってます。

なんで買ったんだろう・・・?

(2016.03.26追記)
menino microscópico
microscópico / ミクロスコーピコ
微細な

microscope / ミクロスコーピは、顕微鏡。

"顕微鏡で見るほど小さい" 、または、"顕微鏡を使って行う"という形容詞がミクロスコーピコ。

なるほど。たしかに顕微鏡的に始まり、顕微鏡的に終わる映画でした。

'la plata' ofusca

これはちょっと謎です。

'la plata'、ストレートに読めば、ラプラタ川か、ラプラタ市なんですが、なんで突然これが出てくるのか???

ラプラタが見えなくする、ってどんな現象なのか?

河が広くて対岸が見えないからか?

映画を見たらなにかわかるかなぁ・・・。

(2016.03.26追記)
映画のパンフに同じ曲の歌詞の対訳が載ってるそうなので、イメージフォーラムで購入。

"La Plata"を「お金」と訳してました。
あー、そうか。"金が目を眩ませる"って事だったのか。

Plataはスペイン語で「銀」って意味です。
ポルトガル語はPrata。

映画の中で金銭の直接的な描写はありませんが、映画の中でも世界は利潤を追求しています。

エミシーダが意味もなくスペイン語を使うとも思えないのですが、ブラジル的にラプラタと言って思い浮かぶのってなんだろう。

ラプラタ川を挟んで帝政ブラジルと後のアルゼンチンが衝突した戦争があったので、それも関連する、のかなぁ。軍隊っぽいものは出てきてたけど。

これね。→シスプラチナ戦争(日本語)

(2016.11.30 追記)
エミシーダが来日したので、本人に訊いてみました。
シンプルに、お金のことをあらわす俗語だそうです。そっかそういうのがあるのか。
訳文は、まぁ変えないでいいか。


slow blow
英語ですね。

スローにブローする何かです。

まぁどっちでも意味通るので、ヒューズって事にしておきましょうか。

mão na contra mão

mão / マォン = 手
na / ナ = in the
contra / コントラ = ○○に対する。英語ならAgainstやCounterかな。

contra mão(正しくはcontramão, 一語)で、"本来の流れに逆行する" って意味の言葉です。例えば一方通行の逆走。

mãoは、"流れにそってる"

さて、本来は一語の単語が二語に分かれて書かれてるのは誤記誤植の類ではなく、

mão na outra mão / マォン ナ オウトラ マォン へかけてるんじゃないかなー。

これは、英語ならhand in the other hand、手をつないでる情景を描く言葉なんですよ。

contraは"対決"を連想させる前置詞なので、なんかこう、浮き彫りになる感じがありますねー。


歌の別のところで、
minha mão na sua mão / 君の手の中の僕の手 ってフレーズが出てきます。


os home

これも謎です。

そのままググったところ、ウィンドウズのホームエディションとプロフェッショナルの違いに詳しくなりました。

home / オーミは警察を表すスラングらしいっす。

じゃ、osってなに?冠詞?じゃなんでos homesにならないの?

それともthemみたいな目的語の代名詞?だったらその前のéってなに?なんで動詞を二個重ねてるの?

と、なりまして、謎です。

僕はサツとデカとマッポしか警察を表すスラングを知らないので、サツよりはマイナーなマッポにしました。

余談ですがマッポを可愛く言うとマッピーになります。


(2016.03.26追記)
パンフでは、「家」すなわちホームとして扱われてましたが、それでも上に書いた疑問は解けませんでした。




Tipo Adoniran em Iracema
直前のも含めた訳文は、
"写真は無くさなかったよ
アドニランが歌ったようには"

これね。



本当は、"アドニランがイラセマで歌ったようには"が訳としては正しいです。

妻になるはずだったイラセマと言う女性を交通事故で亡くし、結婚写真も無くしてしまい、思い出の品は靴と靴下しか残っていない、という悲しい悲しい歌でした。

(2016.03.26追記)

エンドタイトルで、"Iracema - Uma Transa Amazônica" という映画に言及がありました。

タイトルを訳すと
"イラセマ - アマゾン交錯"にでもなりますかね。

大学の時に授業でみたな。その時はなんとも思わなかったけど、今観たらまたちがうかな。

クアトロ・ディアスはこないだ観たら面白かった。



Sente o pigarro
単語の羅列が続くサビの中で、この部分は実は文です。

Sente / センチ = 感じる
o / オ = the
pigarro / ピガーホ = 境界

なので、"境を感じる"が正しいんですけど、どうしても漢字一文字でとういつしたかったんで、感、境。となりました。


訳注おわり。


この映画は3/19日公開!
公開日に見に行くぞー!

と思ったけど、この日イベント二本立てだった。

片っぽはこれ!遊びきて!

大人のサンバハウス vol.4!

公開翌日以降に見に行くぞー!
(観にいったぞー!)
もう片っぽはプライベートなので告知はしないっす。


トレイラー見て映画に興味が出た人、せっかくだから一緒に行きません?
(独りでいったぞー!)


あわよくばコメントまってまーす。






ぺこ。



【More・・・】

saudade do pá, pai

見落としてました。
pá / パーは、農機具のシャベルのことでした。
papai / パパイは、父ちゃん
pai / パイは、父さん

故郷の農作業と、"父ちゃん"を掛けた一節でした。


ちょっとした感想
セリフがない、つまり言葉による情報が無い上に、見方によっては時系列や空間の整合性すら無い映画なので、むしろ大きな動いている絵画を観るような気分でした。

あと、とても音楽的な映画でした。
ブラジル音楽好きの人と、絵を観るのが好きな人にとてもお勧めです。


ポルトガル語を逆回しにしたというセリフの部分を解読してみたいので、DVDを輸入販売してくれないかなー。

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