2017.01.29 (Sun)
もしも世界が終わるとしたら、教えてよ君はどうする?残りはあと1日しか無いとしたら
はーい。
カルナバルを間近に控えて取り上げるのは、Papai Tropical さんからのリクエストで2015年モシダーヂ。
インデペンデンチ・ヂ・パードリ・ミゲーウ!
ぱーらべーんすぷらヴぉっせー。
誰もが一度は考えた「世界が明日終わるとしたら」をテーマに据えてのカーニバルサンバです。
僕が昔想像したのは、そうね。
地球が公転から外れて徐々に太陽から遠ざかり、昼は暗くなり、どんどん冷えていく陰湿な終わりを想像しましたが、皆さんどんな終わりを思いますか?
カーニバルでは死を連想させるようなものはほとんどテーマに選ばれないので、これは相当な挑戦だったんじゃないか、なんて考えますよ。
音源はこちら。
1時間21分ありますので、スマホ試聴の場合はWi-Fi環境でご覧ください
5分50秒の音源はこちら。
では、本題!
-----------------------------
Invade… se joga... Na felicidade
Fazendo a vontade do seu coração
Hoje é o dia... Vem "se acabar"
Deixa a mocidade te levar!
入り込め、身を投げ出せ、幸せの中へ
心のままにやってしまえ
その日が来た、もう「死んじゃおう」よ
さぁモシダーヂにお任せを!
Você, o que faria
Se o mundo fosse acabar
E só lhe restasse este dia pra viver?
Ver tudo ruir, a terra tremer
O chão se abrindo aos seus pés
A profecia vai acontecer!
君はどうする
もし世界が終わるとしら
君にあと一日しかないとしたら
なんもかも崩れて大地は揺れて
足下はぱっくりとわれる
終末がやってきた!
Vem... É o juízo final!
Viva! O amanhã não vem mais!
Solte toda alegria!
Libere a sua fantasia!
おいで。最後の審判だよ
すごいな、明日はもうないって!
喜び全部だしちゃおう
何にだって化けちゃおう!
É de enlouquecer amor
É contagem regressiva!
Eu já tô louco, sou vintém
Sou padre miguel!
Cada segundo vou curtindo a vida!
ねぇどうにでもなっちゃおうか
もうカウントダウン
僕はイッちゃってるさ、ヴィンテンだからね
パドリ・ミゲウだからね
毎秒単位で楽しむのさ
A hora é essa
Não há mais tempo a perder
Não tem limites
Diga o que vai fazer?
時はきたれり
もう無駄な時間はない
限界はない
さあどうするのさ?
Cantava, brincava, sorria
No último dia... Voar?
Andava pelado?
Rezava pro tempo parar?
Sem restrições morrer de amor?
Faria a tristeza sumir?
歌ってきた、遊んできた、笑ってきた
最後の日には、、、飛ぶかな?
もう裸で出歩いた?
時よ止まれと祈った?
愛に死ぬことで怒られないでしょ?
悲しみなんて消せるでしょ?
Na batida do tambor
Roda baiana... Cai nesta folia!
De verde e branco com a bateria!
タイコが鳴ればバイアーナ廻る
この祝列に飲まれちゃえ!
緑と白とバテリアにさ!
--------------------------
訳注
「死んじゃおう」/ "se acabar"
acabar / アカバー
これは動詞。終わるってことです。
se / シ
これは目的語の一種。「自分自身」
ポルトガル語の動詞には、このseをくっつけて意味が変わるものが結構たくさんあります。
再帰動詞ってよばれてます。
で、「自分自身が終わる」って何かと言うと、「死ぬ」ってことなんですね。
カッコつきなのは、本当に死ぬんじゃなくて、物のたとえとして「死ぬ」だから。
この再帰動詞、主語によって使う目的語が変わるんでちょっと面倒いんですが、意味ごとまるっと覚えちゃうしかないですね。
例えば"Folhas Secas / 枯葉" の中にも
Assim vou me acabando って一説が出てきます。ここでの主語は「私」
動詞は現在分詞に活用されています。
めんどーい。
終末 / profecia
これは、正確な訳語ではありません。
ぺこ。
profecia / プロフェシアというのは、「予言」です。
予言なんて全部世界の終わりだろ、という乱暴な思い込みにて、「終末がやってきた!」としました。
声に出してみると、ちょっと楽しんでるみたいな感じするでしょ?
余談ですが、このprofeciaというのは、昔のホラー映画「オーメン」のポルトガル語でのタイトルだそうです。
何にだって化けちゃおう / Libere a sua fantasia
Libere = リベーリ、自由にする、の命令形
a sua = 君の(定冠詞付き)
fantasia = ファンタジア。ファンタジー、空想の産物、またはカーニバルなんかでの仮装。
ここでのファンタジアはまず間違いなく空想と仮装のダブルミーニングでしょう。
タンスにしまってある色とりどりの仮装をぶちまける感じか
脳がオーバークロックして色とりどりの幻影が見える感じか
「化ける」ならその両方の意味を拾えるかとおもって「何にだって化けちゃおう」としました。
ヴィンテン / vintém
アロー、ヴィラ・ヴィンテーーン!
モシダーヂ・インデペンチの本拠地、Vila
vintém / ヴィラ・ヴィンテン はとあるファベーラの名前。
ブラジルで使われていた昔の銅貨もVintemと呼ばれていたみたいですが、歌とは関係ないみたい。
この後に出てくるPadre Miguel / パドリ・ミゲウと言うのは地区の名前。
その中にヴィラ・ヴィンテン。
そこに本拠地を構えるのが緑と白のモシダーヂ・インデペンデンチです。
Sem restrições morrer de amor /
愛に死ぬことで怒られないでしょ
Morrer = 死ぬ
de = オブ
amor = ラブ
愛に死ぬ。
Sem = without。○○なしで。
restrições = 制限、制約
制限がない、って事なんですけど、なんか語感が固いので、なにかいい言い方はないかなーと。
で、熟考した結果、
「怒られないでしょ?」
となりました。
ジャパニーズスタイルです。
と、いうわけで訳注ここまで。
Papai Tropicalさん、リクエストありがとうございました!
ぺこ。
カルナバルを間近に控えて取り上げるのは、Papai Tropical さんからのリクエストで2015年モシダーヂ。
インデペンデンチ・ヂ・パードリ・ミゲーウ!
ぱーらべーんすぷらヴぉっせー。
誰もが一度は考えた「世界が明日終わるとしたら」をテーマに据えてのカーニバルサンバです。
僕が昔想像したのは、そうね。
地球が公転から外れて徐々に太陽から遠ざかり、昼は暗くなり、どんどん冷えていく陰湿な終わりを想像しましたが、皆さんどんな終わりを思いますか?
カーニバルでは死を連想させるようなものはほとんどテーマに選ばれないので、これは相当な挑戦だったんじゃないか、なんて考えますよ。
音源はこちら。
1時間21分ありますので、スマホ試聴の場合はWi-Fi環境でご覧ください
5分50秒の音源はこちら。
では、本題!
-----------------------------
Invade… se joga... Na felicidade
Fazendo a vontade do seu coração
Hoje é o dia... Vem "se acabar"
Deixa a mocidade te levar!
入り込め、身を投げ出せ、幸せの中へ
心のままにやってしまえ
その日が来た、もう「死んじゃおう」よ
さぁモシダーヂにお任せを!
Você, o que faria
Se o mundo fosse acabar
E só lhe restasse este dia pra viver?
Ver tudo ruir, a terra tremer
O chão se abrindo aos seus pés
A profecia vai acontecer!
君はどうする
もし世界が終わるとしら
君にあと一日しかないとしたら
なんもかも崩れて大地は揺れて
足下はぱっくりとわれる
終末がやってきた!
Vem... É o juízo final!
Viva! O amanhã não vem mais!
Solte toda alegria!
Libere a sua fantasia!
おいで。最後の審判だよ
すごいな、明日はもうないって!
喜び全部だしちゃおう
何にだって化けちゃおう!
É de enlouquecer amor
É contagem regressiva!
Eu já tô louco, sou vintém
Sou padre miguel!
Cada segundo vou curtindo a vida!
ねぇどうにでもなっちゃおうか
もうカウントダウン
僕はイッちゃってるさ、ヴィンテンだからね
パドリ・ミゲウだからね
毎秒単位で楽しむのさ
A hora é essa
Não há mais tempo a perder
Não tem limites
Diga o que vai fazer?
時はきたれり
もう無駄な時間はない
限界はない
さあどうするのさ?
Cantava, brincava, sorria
No último dia... Voar?
Andava pelado?
Rezava pro tempo parar?
Sem restrições morrer de amor?
Faria a tristeza sumir?
歌ってきた、遊んできた、笑ってきた
最後の日には、、、飛ぶかな?
もう裸で出歩いた?
時よ止まれと祈った?
愛に死ぬことで怒られないでしょ?
悲しみなんて消せるでしょ?
Na batida do tambor
Roda baiana... Cai nesta folia!
De verde e branco com a bateria!
タイコが鳴ればバイアーナ廻る
この祝列に飲まれちゃえ!
緑と白とバテリアにさ!
--------------------------
訳注
「死んじゃおう」/ "se acabar"
acabar / アカバー
これは動詞。終わるってことです。
se / シ
これは目的語の一種。「自分自身」
ポルトガル語の動詞には、このseをくっつけて意味が変わるものが結構たくさんあります。
再帰動詞ってよばれてます。
で、「自分自身が終わる」って何かと言うと、「死ぬ」ってことなんですね。
カッコつきなのは、本当に死ぬんじゃなくて、物のたとえとして「死ぬ」だから。
この再帰動詞、主語によって使う目的語が変わるんでちょっと面倒いんですが、意味ごとまるっと覚えちゃうしかないですね。
例えば"Folhas Secas / 枯葉" の中にも
Assim vou me acabando って一説が出てきます。ここでの主語は「私」
動詞は現在分詞に活用されています。
めんどーい。
終末 / profecia
これは、正確な訳語ではありません。
ぺこ。
profecia / プロフェシアというのは、「予言」です。
予言なんて全部世界の終わりだろ、という乱暴な思い込みにて、「終末がやってきた!」としました。
声に出してみると、ちょっと楽しんでるみたいな感じするでしょ?
余談ですが、このprofeciaというのは、昔のホラー映画「オーメン」のポルトガル語でのタイトルだそうです。
何にだって化けちゃおう / Libere a sua fantasia
Libere = リベーリ、自由にする、の命令形
a sua = 君の(定冠詞付き)
fantasia = ファンタジア。ファンタジー、空想の産物、またはカーニバルなんかでの仮装。
ここでのファンタジアはまず間違いなく空想と仮装のダブルミーニングでしょう。
タンスにしまってある色とりどりの仮装をぶちまける感じか
脳がオーバークロックして色とりどりの幻影が見える感じか
「化ける」ならその両方の意味を拾えるかとおもって「何にだって化けちゃおう」としました。
ヴィンテン / vintém
アロー、ヴィラ・ヴィンテーーン!
モシダーヂ・インデペンチの本拠地、Vila
vintém / ヴィラ・ヴィンテン はとあるファベーラの名前。
ブラジルで使われていた昔の銅貨もVintemと呼ばれていたみたいですが、歌とは関係ないみたい。
この後に出てくるPadre Miguel / パドリ・ミゲウと言うのは地区の名前。
その中にヴィラ・ヴィンテン。
そこに本拠地を構えるのが緑と白のモシダーヂ・インデペンデンチです。
Sem restrições morrer de amor /
愛に死ぬことで怒られないでしょ
Morrer = 死ぬ
de = オブ
amor = ラブ
愛に死ぬ。
Sem = without。○○なしで。
restrições = 制限、制約
制限がない、って事なんですけど、なんか語感が固いので、なにかいい言い方はないかなーと。
で、熟考した結果、
「怒られないでしょ?」
となりました。
ジャパニーズスタイルです。
と、いうわけで訳注ここまで。
Papai Tropicalさん、リクエストありがとうございました!
ぺこ。
スポンサーサイト
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
| HOME |