2017.09.29 (Fri)
サンマカーニバル
まぁダジャレなんだけどさ。
浅草サンバが終わったころから盛り上がり始めるもう一つのカーニバルです。
あ、そうだ皆さんお久しぶりです。
お元気でしたか?
前回の更新が3/28なので、半年ぶりですわね。僕は主に引っ越しと浅草サンバと仕事してました。
引っ越しは横浜から再びの墨田区です。前にすんでたときより外国人観光客が増えてる気がする。
ところでサンマカーニバル。
"カーニバル (Carnival)" って単語の造りになんですが、
カーニバルというのは
Carne (肉) の!
肉の!
バル???
なんですよ。
肉バルなんですよ!
肉ヴァルなんですよ!
ヴァルって何ですよ、、、?
人類の夢
マンガ肉再現ツール
を手がかりに。
ラテン語の "Carne, Vale! / 肉よさらば!" から来てるのですって。
普通に手持ちの辞書にも書いてあった。
何故に「さらば」なのかはまたあとで説明するとして。
このCarne / カーニ、肉、狭義では動物の赤身肉なんですよ。
単発でカーニって言ったら、牛肉です。圧倒的牛肉です。
日本でも「肉を食べに行く」と言ったら圧倒的牛肉でしょう。
後輩に良いとこ見せようと「お前ら、今日は肉を喰わせてやる」とケンタッキーに連れて行ったらどうなるか、想像に堅くないですよね?
(マックだったらいいのか、という疑問は置く)
それなりの金銭を支払ったにも関わらず、尊敬を損なう。
我が友人に言わせれば、死んだ金の使い方です。
2万円近いテトリスのコスプレを買い、二度と使わないぐらい死んだ金の使い方です。
まぁ僕だけど。

サンマカーニバルに話を戻します。
ここで取り上げたいのはつまり、サンマは肉なのか?ということです。
「メインは肉にしますか、魚にしますか」
という台詞からもわかるとおり、世の中的には魚を肉とは別のものとして捉える風潮がございまして。
これはブラジルでも同様。
そうすると、カーニバルのカーニにサンマは含めていいのだろうかという疑問がわいてきたのであります。
アンゴラ(註)のジェズス・シウヴァさんも似たような疑問を持ったようで、こんなやりとりを見つけました。
https://ciberduvidas.iscte-iul.pt/consultorio/perguntas/carne-de-peixe/31665
Será que é correcto dizer «carne de peixe»?
(「魚の肉」っていう言い方は正しいのでしょうか?)
これに対して、マルタ女史が回答しています。
回答はまだ続くのですが、とにかくサンマをカーニバルすることに問題は無いようです。
なぁんだ。
しかしマルタ女史があげた例文をみてもう少し思うところが。
例文の"carne"に「肉」って単語をあてて訳すと
«O pargo tem uma carne muito saborosa.»
"鯛の肉はおいしい"
«Gosto muito da carne branca da lagosta.»
"ロブスターの白い肉が好きだ"
・・・・あれ?
なんか変だぞ。
これは「肉」ではなく、「身」とするべきところだぞ。
鶏肉、豚肉みたいに魚肉という機会なんて、スケトウダラなどの冷凍すり身50-60%に、豚脂、調味料と香辛料を混ぜ、練り合わせたものをケーシングし、レトルト殺菌釜で高圧高温殺菌を行った棒状の食品を指すときぐらいだぞ。
あ、そうか。
陸の動物の筋繊維と海の生き物の筋繊維を区別するのは、日本語のほうだったのか。
縄文時代にはナウマン象やヘラジカの肉を食べてたというし(マンガ、人物日本の歴史的より)肉そのものはそんなに縁遠いものでもないかとおもうのだけど。
しかし勉強になるぞなまくらにとうりゅう。
と、言うわけで豆知識!
註
・アンゴラ
ポルトガル語圏の国の一つ。
ポルトガル語圏の国は
アンゴラ、ブラジル、カーボベルデ、ギネ・ビサウ、モザンビーク、ポルトガル、サントメ・プリンシペ、東ティモール。
東ティモールと僕は誕生日が同じです。
・肉よさらば
日本語で謝肉祭と訳されるカーニバル、カトリックのお祭り。
このお祭りが終わったらしばらくお肉が食べられないの。
だもんで、肉よさらば。
カーニバルを「謝肉祭」と訳したセンスには脱帽しますが、そのチョイスには「いただきます」に近い発想があったのかもしれません。
ありがとうさようなら、肉。
なんだかサンマを焼いて食いたい。
ぺこ。
浅草サンバが終わったころから盛り上がり始めるもう一つのカーニバルです。
あ、そうだ皆さんお久しぶりです。
お元気でしたか?
前回の更新が3/28なので、半年ぶりですわね。僕は主に引っ越しと浅草サンバと仕事してました。
引っ越しは横浜から再びの墨田区です。前にすんでたときより外国人観光客が増えてる気がする。
ところでサンマカーニバル。
"カーニバル (Carnival)" って単語の造りになんですが、
カーニバルというのは
Carne (肉) の!
肉の!
バル???
なんですよ。
肉バルなんですよ!
肉ヴァルなんですよ!
ヴァルって何ですよ、、、?
人類の夢
マンガ肉再現ツール
を手がかりに。
ラテン語の "Carne, Vale! / 肉よさらば!" から来てるのですって。
普通に手持ちの辞書にも書いてあった。
何故に「さらば」なのかはまたあとで説明するとして。
このCarne / カーニ、肉、狭義では動物の赤身肉なんですよ。
単発でカーニって言ったら、牛肉です。圧倒的牛肉です。
日本でも「肉を食べに行く」と言ったら圧倒的牛肉でしょう。
後輩に良いとこ見せようと「お前ら、今日は肉を喰わせてやる」とケンタッキーに連れて行ったらどうなるか、想像に堅くないですよね?
(マックだったらいいのか、という疑問は置く)
それなりの金銭を支払ったにも関わらず、尊敬を損なう。
我が友人に言わせれば、死んだ金の使い方です。
2万円近いテトリスのコスプレを買い、二度と使わないぐらい死んだ金の使い方です。
まぁ僕だけど。

サンマカーニバルに話を戻します。
ここで取り上げたいのはつまり、サンマは肉なのか?ということです。
「メインは肉にしますか、魚にしますか」
という台詞からもわかるとおり、世の中的には魚を肉とは別のものとして捉える風潮がございまして。
これはブラジルでも同様。
そうすると、カーニバルのカーニにサンマは含めていいのだろうかという疑問がわいてきたのであります。
アンゴラ(註)のジェズス・シウヴァさんも似たような疑問を持ったようで、こんなやりとりを見つけました。
https://ciberduvidas.iscte-iul.pt/consultorio/perguntas/carne-de-peixe/31665
Será que é correcto dizer «carne de peixe»?
(「魚の肉」っていう言い方は正しいのでしょうか?)
これに対して、マルタ女史が回答しています。
É, de facto, correto dizer-se «carne de peixe», porque o termo carne designa, também, «parte musculosa comestível do corpo de certos peixes e crustáceos»
結論から言うと、「魚の肉」という言い方は正しいです。
肉(carne)と言う単語の定義には、「食用となりうる、魚類や甲殻類の筋肉部という意味もあるからです」
回答はまだ続くのですが、とにかくサンマをカーニバルすることに問題は無いようです。
なぁんだ。
しかしマルタ女史があげた例文をみてもう少し思うところが。
例文の"carne"に「肉」って単語をあてて訳すと
«O pargo tem uma carne muito saborosa.»
"鯛の肉はおいしい"
«Gosto muito da carne branca da lagosta.»
"ロブスターの白い肉が好きだ"
・・・・あれ?
なんか変だぞ。
これは「肉」ではなく、「身」とするべきところだぞ。
鶏肉、豚肉みたいに魚肉という機会なんて、スケトウダラなどの冷凍すり身50-60%に、豚脂、調味料と香辛料を混ぜ、練り合わせたものをケーシングし、レトルト殺菌釜で高圧高温殺菌を行った棒状の食品を指すときぐらいだぞ。
あ、そうか。
陸の動物の筋繊維と海の生き物の筋繊維を区別するのは、日本語のほうだったのか。
縄文時代にはナウマン象やヘラジカの肉を食べてたというし(マンガ、人物日本の歴史的より)肉そのものはそんなに縁遠いものでもないかとおもうのだけど。
しかし勉強になるぞなまくらにとうりゅう。
と、言うわけで豆知識!
註
・アンゴラ
ポルトガル語圏の国の一つ。
ポルトガル語圏の国は
アンゴラ、ブラジル、カーボベルデ、ギネ・ビサウ、モザンビーク、ポルトガル、サントメ・プリンシペ、東ティモール。
東ティモールと僕は誕生日が同じです。
・肉よさらば
日本語で謝肉祭と訳されるカーニバル、カトリックのお祭り。
このお祭りが終わったらしばらくお肉が食べられないの。
だもんで、肉よさらば。
カーニバルを「謝肉祭」と訳したセンスには脱帽しますが、そのチョイスには「いただきます」に近い発想があったのかもしれません。
ありがとうさようなら、肉。
なんだかサンマを焼いて食いたい。
ぺこ。
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