2011.01.13 (Thu)
世の中を斬るわけではないけれど
今日はちょっとガラにもなく。
大晦日から元旦にかけての強い冬型の気圧配置にて、日本海側、特に山陰地方では大雪が降り、インフラに多大な影響がでていました。
これについては東京でもニュースになりましたが、1日夕方の時点で「2日未明に復旧の見通し」という情報を最後に夜間の報道は途絶えました。
(2日あけてからの報道は確認していません)
僕自身、友人がこの災害の影響を受けていなければそれ以上の情報を探しはしなかったと思います。(実際、21時-23時まで相棒スペシャル見てた)
事の発端は、国道9号線上で立ち往生した友人が発信した「なにか情報ありませんか」というヘルプtweet。
それをうけて、ネット上の交通情報などをさらってみましたが、有効な情報は見つからず。
高速道通行止めの情報はありましたが、国道についての監視体制はそんなに密ではないのかもしれません。
みなさんにも、たとえば乗っていた電車がとまり、車内で身動きがとれなくなってしまった事などがあるかと思いますが、そういったときに望むことはなんでしょう。
まず第一にはやく運行が再開されること
そりゃそうだ。
次に、今どうなっているのか/どうなる予定なのか/いつ復旧するのか、といった情報ではないかと思います。
今年初めのの山陰地方大雪による状況はニュースサイトなどでも参照する事ができますが、1日夜から2日朝までのメディアによる情報提供はすくなかったようです。
実際、テレビやラジオからの情報の少なさに対して「情報を共有しましょう」とtwitter上にハッシュタグ"#sanin_snow"がたてられました。
当該のハッシュタグにてまとめられたコメント群を参照すると、大きく三つに分けることができそうです。
(追記:さっきこのハッシュタグをたどりましたが、1/7以前の古いツイートは参照できませんでした)
一つはニュースなどからの情報の少なさに対しての憤りや批判。
もう一つは自ら情報を発信、共有しようとするもの。
それから応援メッセージ。(追記:応援メッセージは、後日専用の別ハッシュタグが経ちました)
今回の状況で、メディアがどこまでリアルタイムに情報を集めることができたのかは、僕ではわかりません。
需要があるんだから、それを満たすためにがんばるのも仕事人として当然と言う意見もわかりますが、深夜+大雪で交通も機能していない中、現場の情報を集めるのはほとんど不可能に近かったのではないかと思います。
物理的に現場に到着できないんじゃねぇ。
復旧作業を行っている県や災害派遣された自衛隊の方々のところには情報が入っていたかもしれませんが、メディア対応をする責任者の不在、及び復旧作業優先の状況で情報の発信まで手が回るものなのかどうか不明です。
ちょっと余談ですが、僕は仕事で国際通信の障害復旧対応を行っています。
常にそこにつきまとう難しさは情報の遠さ。
実際に海外の現場で対応している技術者と直接のコンタクトはとれないので、海外のオペレータさん経由で情報を聞き、お客さんに報告するわけですが、その情報が2転3転したり、誤情報だったりということはままあります。
伝言ゲームだから、だったり、そもそも現場も混乱していたりといろいろあるのでしょう。
現場と連絡取れれば、と思うこともありますが光ファイバーの再接続なんていうデリケートな作業をしていたり、500メートルの銅線なんていう重くて大きなものを扱ってるときに外からあーだこーだ言われちゃいつまでたっても作業進みませんわね。
欧州が大雪で現場になかなか到着できないのに、いまどこにいるのかしつこく携帯にかかってくるなんて、ねぇ。
こっちも仕事なので確認するようにオペレータさんにお願いするんですが。
今回、僕はtwitter上のタイムラインを見ていて、もっとも現場に近いところ(というか、被災者の方々自信)からの情報の発信をうけて、多少なりとも安心したり、勇気づけられたりした方もいたように見えました。
twitterはその性質上心ないデマに弱いメディアなので、そこは注意が必要だと思いますが、もし、なにか今回のような障害に巻き込まれたようなときには、この新しいメディアを生かしていきたいなぁなどと思った次第であります。
長々と、失礼いたしました。
被災された皆さん、こんな東京の人間にweb上で発言されてもと思われるかもしれませんが、がんばってください。
ぺこ。
大晦日から元旦にかけての強い冬型の気圧配置にて、日本海側、特に山陰地方では大雪が降り、インフラに多大な影響がでていました。
これについては東京でもニュースになりましたが、1日夕方の時点で「2日未明に復旧の見通し」という情報を最後に夜間の報道は途絶えました。
(2日あけてからの報道は確認していません)
僕自身、友人がこの災害の影響を受けていなければそれ以上の情報を探しはしなかったと思います。(実際、21時-23時まで相棒スペシャル見てた)
事の発端は、国道9号線上で立ち往生した友人が発信した「なにか情報ありませんか」というヘルプtweet。
それをうけて、ネット上の交通情報などをさらってみましたが、有効な情報は見つからず。
高速道通行止めの情報はありましたが、国道についての監視体制はそんなに密ではないのかもしれません。
みなさんにも、たとえば乗っていた電車がとまり、車内で身動きがとれなくなってしまった事などがあるかと思いますが、そういったときに望むことはなんでしょう。
まず第一にはやく運行が再開されること
そりゃそうだ。
次に、今どうなっているのか/どうなる予定なのか/いつ復旧するのか、といった情報ではないかと思います。
今年初めのの山陰地方大雪による状況はニュースサイトなどでも参照する事ができますが、1日夜から2日朝までのメディアによる情報提供はすくなかったようです。
実際、テレビやラジオからの情報の少なさに対して「情報を共有しましょう」とtwitter上にハッシュタグ"#sanin_snow"がたてられました。
当該のハッシュタグにてまとめられたコメント群を参照すると、大きく三つに分けることができそうです。
(追記:さっきこのハッシュタグをたどりましたが、1/7以前の古いツイートは参照できませんでした)
一つはニュースなどからの情報の少なさに対しての憤りや批判。
もう一つは自ら情報を発信、共有しようとするもの。
それから応援メッセージ。(追記:応援メッセージは、後日専用の別ハッシュタグが経ちました)
今回の状況で、メディアがどこまでリアルタイムに情報を集めることができたのかは、僕ではわかりません。
需要があるんだから、それを満たすためにがんばるのも仕事人として当然と言う意見もわかりますが、深夜+大雪で交通も機能していない中、現場の情報を集めるのはほとんど不可能に近かったのではないかと思います。
物理的に現場に到着できないんじゃねぇ。
復旧作業を行っている県や災害派遣された自衛隊の方々のところには情報が入っていたかもしれませんが、メディア対応をする責任者の不在、及び復旧作業優先の状況で情報の発信まで手が回るものなのかどうか不明です。
ちょっと余談ですが、僕は仕事で国際通信の障害復旧対応を行っています。
常にそこにつきまとう難しさは情報の遠さ。
実際に海外の現場で対応している技術者と直接のコンタクトはとれないので、海外のオペレータさん経由で情報を聞き、お客さんに報告するわけですが、その情報が2転3転したり、誤情報だったりということはままあります。
伝言ゲームだから、だったり、そもそも現場も混乱していたりといろいろあるのでしょう。
現場と連絡取れれば、と思うこともありますが光ファイバーの再接続なんていうデリケートな作業をしていたり、500メートルの銅線なんていう重くて大きなものを扱ってるときに外からあーだこーだ言われちゃいつまでたっても作業進みませんわね。
欧州が大雪で現場になかなか到着できないのに、いまどこにいるのかしつこく携帯にかかってくるなんて、ねぇ。
こっちも仕事なので確認するようにオペレータさんにお願いするんですが。
今回、僕はtwitter上のタイムラインを見ていて、もっとも現場に近いところ(というか、被災者の方々自信)からの情報の発信をうけて、多少なりとも安心したり、勇気づけられたりした方もいたように見えました。
twitterはその性質上心ないデマに弱いメディアなので、そこは注意が必要だと思いますが、もし、なにか今回のような障害に巻き込まれたようなときには、この新しいメディアを生かしていきたいなぁなどと思った次第であります。
長々と、失礼いたしました。
被災された皆さん、こんな東京の人間にweb上で発言されてもと思われるかもしれませんが、がんばってください。
ぺこ。
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